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KOTELOの登山研修 ー立山七峰社中ー サムネイル

山活 ・ 研修

KOTELOの登山研修ー立山七峰社中ー Mipox株式会社 さん

「間違いなくこの経験は語り継がれる」

KOTELOの研修プログラムの一つである「登山研修」。
今回は、Mipox株式会社 経営層の皆さまに体験していただきました。

立山七峰社中とは・・・

日頃、一緒に仕事をしている仲間と共に立山連峰を縦走する旅です。

困難に向き合い、共に乗り越える体験。勇気付けたり勇気付けられたりする体験。諦めそうな時に仲間の存在に助けられる体験。そして、一歩一歩の積み重ねがとてつもない場所に到達するという達成感。日常の仕事とは違った、身体を極限まで使った体験を通して、学びと気付きを得る組織力強化研修です。


27日(1日目)
夕方:KOTELO集合
福崎から立山信仰の話
登山装備の確認

必要な装備は事前にご連絡しますが、前日に再度全員で登山装備の確認をします。ここでは、装備確認と同時に本当に必要なモノと要らないモノの振り分け作業を行い、登山に不必要なモノは下界に置いていきます。

夕食は、芦峅寺の定食屋「武平」様のお弁当をいただきました。栄養満点、美味しさ満点のお弁当をいただき、翌日から始まる立山登山に備えます!手作りドレッシングが絶品!

就寝



28日(2日目)
7時20分:立山駅出発〜ケーブルカー〜高原バス〜弥陀ヶ原バス停下車


8時10分:登山スタート

弥陀ヶ原→獅子が鼻岩→天狗平→室堂(昼食)


「追い込みたい!」というMipox様のご希望にこたえて、登山ガイドの大塚さんが上級者コース(弥陀ヶ原~獅子が鼻岩)へと連れて行ってくださいました。目の前に立ちはだかる壁のような道や、靴の横幅ほどしかない狭い道など、数々の危険箇所を越えていく中で頼りになるのは鎖と自分自身の手足のみ。緊張感を絶やさず、声を掛け合いながら最後まで登り切りました。

昼食は、魚津市のお餅屋「源七」様のバイ飯おこわおにぎりをいただき、消耗したエネルギーをチャージ!


室堂→雷鳥沢キャンプ場→剣御前小屋


雲行きが怪しくなり、途中で雨に打たれながらも延々と続く山小屋までの道を進んで行きます。

そんな中、もう少しで到着というところで、タイミングを見計らったかのように雲が晴れ、それまで隠れていた山肌が一斉に姿を現しました。そして到着後、山小屋から見えたのは、雲海の中にゆっくりと沈んでいく夕日。登山には、こういた自然のドラマが付き物です。

 

29日(3日目)
4時40分:ご来光を見るために剣御前岳登山(5時過ぎにご来光)


山小屋で朝食

7時:登山スタート
剣御前小屋→別山→真砂岳→富士の折立→大汝山→雄山(昼食:カップラーメン)→一の越


一の越山荘で浄土山に登る?登らない?の決断を迫られる。皆んなで登ることを決定

一の越山荘に到着した時点で、残すは浄土山のみ。しかし、登山二日目。すでに6峰を歩いている体は悲鳴を上げています。そんなMipox様の姿を見越して、ガイドの大塚さんからは「浄土山は諦めて、室堂まで下山する」という選択肢が出されました。辞めようと思えば辞められる状況の中、6名全員で話し合われた結果、最後まで登りきることを決断!

体力、そして精神力をも試されるのがこの登山研修です。

一の越山荘→浄土山→室堂ターミナルに下山

無事、浄土山山頂にたどり着き、7峰縦走を達成しました!しかし、まだゴールではありません。登った山を降りるまでが登山。登山事故の8割は下山中に起きているといわれるほど、下山中は疲労と安堵で集中力が散漫になってしまうため、気を抜くことができません。最後の難関である険しい岩山を乗り越え、ひたすら下山していきます。

高原バス、ケーブルカーに乗って立山駅へ。


最後は笑顔で立山駅へ。2日間お疲れさまでした。

17時KOTELO着。


~振り返り会~

千野さん

一歩は20センチ、30センチでも、止めないとすごい大きなところに行けるじゃないですか。

それってすごいメタファー(たとえ)にできるなって思って…。

経営者としては、社員の知らない積み重ねの大事さを、登山に例えて伝えることができるというか。

 

渡辺さん

「ああ、なんだあのくらいか、平気。」って思うんじゃなくて、「俺だったら絶対無理」って思うくらいがいいのかもしれない。

それこそ、一回山を下がってまた上がるってどういうこと?(笑)

そういうのも、進んでたら行けるんだもんね。あれはすごいよ。

間違いなくこの経験は語り継がれるよね。

 

上谷さん

七つの山制覇するって、俺一生語ると思います。

ガイドさんが歩いていた、お年寄りのような歩幅であれだけの距離を歩いたっていうのが、未だに信じられない。

終わって景色見てみたらすごいじゃないですか。

こんな歩幅で日が暮れると思ってたら、本当に歩けるんだもん。

そういうのはびっくりしました。無理だと思ってましたから。

仕事は自分のペースだけど、山はそうじゃない。

みんなと合わせなきゃいけない。

 

泉澤さん

何度か登山経験はありましたけど、ストーリー性のある登山って初めてで。

こうしてプライベートじゃないメンバーで登ることで、今の会社の中の関係性が生まれ変われるというか…。できたかどうかは別として、そこがすごく意義があるなと。

「立山」というストーリー性のある場所がいいですね。本当に楽しめました。

 

仁平さん

最初に「ゴールがあそこ」と言われた時は、とてもやり切れるとは思わなかったです…。

でも登りきれたし、思ったよりも進んでるし、あんなに移動できるんだっていうのが驚きでした。

でも、必死すぎて立山信仰についてあまり考えられなかった自分がいて。それは少し反省ですね。

 

中川さん

今回の研修って、理屈ではなくて、登山という難しいことをメンバーと一緒にやり遂げた後に起きる化学反応を期待されている気がするんですよ。

このメンバーが東京に帰って、その後どうなるかを見ないと、正直分からない(笑)

ちゃんとコンテンツとしての要素があってもいいと思うし、一方で「みんなで体を動かしていっしょにやる」ていう理屈じゃない要素もあって。

実体験をした僕たちが、これがどう効いてくるのかをフィードバックできるのは1か月後とかのような気がします。

 

サポート組の感想(大塚さん+福崎、川島、新鞍)

(フクール)

今回、サポーターとして参加させていただきましたが、私自身山小屋に1泊するのも初めてでしたし、立山を縦走するのも初めてだったので、挑戦者のような気持ちでした。実際に終えてみての感想としては、「登山最高!」に尽きます。立山連峰の大自然の迫力はもちろん、登山を通して人の気持ちが動く瞬間を目の当たりにできたことが印象に残っています。日常の仕事から離れ、大自然を相手に仲間と困難を乗り越える経験は、誰にとっても大きな意義があるように感じます。


(大塚さん)

今回初めて登山研修のガイドを務めさせていただきました。登山経験の少ない参加者が多いということで、体力面で心配していた部分もありましたが、みなさん基礎体力と精神力で乗り越えられたようです。登山研修を終えた後は、疲労感の中にも充実した表情を見ることができ、道中の様々なドラマも相まって、とても感動しました。
登頂することが一番の目的になりがちな登山ですが、大自然の中で仲間と共に過ごす時間を大切にする登山研修は、とても新鮮な機会でした。
その昔は自分を見つめるため、新しい自分に出会うための登山が行われてきました。一歩ずつ歩みを進めながら、いつの間にか無心になっている山の環境がそこにはあります。
造りものではできない、想定の範囲を必然的に越えてしまう体験がそこには生まれるのだと思います。

山のオフィス/シェアオフィス/自然体験型研修施設

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